レンタカー型カーシェアリングにカーシェアと名乗るなかれと物申す
カーシェアとは
僕が長い間、年3000円の投げ銭をしているwikipediaによると
カーシェアリング(英: carsharing)とは、一般に登録を行った会員間で特定の自動車を共同使用するサービスないしはシステムのこと。自動車を借りるという面ではレンタカーと近い存在であるが、一般にレンタカーよりもごく短時間の利用を想定しており、利用者にとってはレンタカーよりも便利で安価になるように設定されていることが多い。
ここ5年くらいですっかり定着しましたよね、カーシェアリング。
コインパーキングとかでよく見かけます。
クルマ文化の名古屋でもこれだけ見るので、東京ではその数倍も浸透していると思います。
ただ、これらのカーシェアサービスは駐車場大手のタイムズや不動産系事業者が運営しているレンタカー型カーシェアですよね。
カーシェアの形にはもう一つあり、それは個人が所有するクルマを個人間で貸し借りできるというもので、DeNA運営のAnycaなどが参入しています。アメリカだと(最近トヨタが出資した)GetAroundなどがあります。
シェアとは
「シェアする」「共有する」にはいろいろな解釈ができますが、
有休部分を他に貸し出すことによって所有するハードルを下げる
という事ではないかと思います。
カーシェアの場合だと、要するに所有したいけどハードルが高い人と、所有しなくてもいいから使いたい人で成り立つのが本来のシェアの形かと。
レンタカー型カーシェアはシェアリングなのか
レンタカー型カーシェアは、その名の通り事業者が貸し出し専用のクルマを用意し、それを簡単に借りれるようにしたものです。
これを「シェアリング」という名称を使い、あたかもエコフレンドリーで新しいカーライフスタイルかのようなマーケティングをするのはちょっと、、、という感じです。
相当センスのないネーミングを勝手にするとすれば
無人レンタカー くらいのネーミングでどうでしょうか?
ただ、レンタカー事務所まで行くことなく街中や自宅近くで気軽にクルマが借りられるという体験は非常に価値のあることだと思います。
個人間レンタカーの魅力
個人間レンタカーの魅力はなんといっても、車種をはじめとしてそれぞれのオーナーの趣向が違うというところでしょうか。
レンタカー型だとどうしても通常のレンタカーと同じようにアクアやフィットのような大衆車が多いですし、オプションも下位グレードのものが多いです。
シェアリングの中に「他の人にも乗って欲しい」「他の人にも体験して欲しい」というような所有欲の上位レイヤーである「共有欲」みたいなものが非常に感じられる物件も多いです。非日常のドライブ体験やオーナーとのコミュニケーションなど、これぞシェアリングの醍醐味みたいなものがあると思います。
将来的にはスマートフォンでドアロックやエンジン操作ができるようなスマートキー機能も用意されると思いますし、個人と個人をつなぐマッチング精度も向上しまくっているのでクルマのシェアリング市場には注目しています。