QU-001

QUの新米CEOのブログ

AIや自動化はどこまで人を幸せにできるのか

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ふと、考えていることを散文的に書いてみる。

 

僕は旅行が好きだ。

学生の頃はバイトしてためたお金で東南アジアを回ったりしていた。

 

旅行は面白いが、旅行の準備も同じくらい面白い。

エイビーロードとか地球の歩き方を買って、読んで、想像して

「異国でどんな風景や、交流や、文化に出会えるのか」ということを考えながら旅のプランを練る。

時には何も予定を決めず、「気の向くまま」「現地決め」の旅もいい。

 

航空券を取るのも楽しい。

「もう少し待てば安くなるのか、それとも上がるのか」

「ビーマンバングラディシュ航空ってすごい安いけど大丈夫なのか」

「香港経由で行くか、バンコク経由で行くか」

多様な選択肢からできるだけ良い選択をしようと色々考えるのが楽しい。

 

もしも、すべてをAIが旅行を手配し、最適なルートを考えて、チケットを取ってくれたらすごい楽だろう。

しかし、人間は仕事を楽しんだり、工程を楽しんだり、時間を無駄に使うことを楽しんだりする生き物なんじゃないかな。。。とも思ったりする。

 

そういいつつも、僕は旅行の手配が自動でできるサービスがあれば使うと思う。

仕事で忙しいときとかは旅行のことを考えている時間が無いときとかあるから。

そしてそのうちに旅行の準備の楽しさを忘れていくのかもしれない。

LINE、AIプラットフォーム「Clova」の価値は「ググれカス」でいいと思うんだ

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LINEがスマートホームポータルを発表しましたね。

clova.ai

先日のCESでセンセーションを起こした「Amazon Alexa」と同じようなものなのかなと想像できます。

ただ、LINEと違ってAmazonの場合、大量の購買履歴、コンテンツ、流通を抑えているのでパーソナルアシスタントそしての優位性は現時点では頭ひとつかふたつ抜けているかなという印象。

 

その中でLINEがどのように戦えるのか、完全に外野な立場から無責任に考えると

 

コミュニケーションに特化する

 

これしかないのかなと思います。

 

LINEが抱えている日々のチャット履歴、これからユーザーの性格、ツボ、生活習慣、家族構成などを分析し精度の高い「俺の嫁」や「わしの孫」を作り出すことなんではないかと真面目に思ったりします。

 

そのためのGateBoxという気もしますし、その市場はまだまだ勝者が決まっていないので可能性はあるのかなと。

gatebox.ai

 

単に聞かれた質問に答えるだけでなく、「俺の嫁」特有の個性を出せると優位性につながっていくと思います。

 

ということで

「今日の天気は」との問いに対して「晴れのち雨なので傘を忘れずに」ということではなく、その答えは場合によっては

 

「ググれカス」

 

でもいいのかと。

事前リークしているスタートアップのPR担当者の皆さん

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以前、プレスリリースを配信した後に某WEBメディアの編集者さんにMessengerで連絡したときこんなことを言われた。

「あ、もう配信した後ですか。。。うーん。」

これって、暗に事前にリークしてくれればいいのに。(記事にしてあげてもいいのに)って事だよなー。

 

僕はこういった「大人の世界」が大嫌いだ。

 

スタートアップが大手に媚びてどうするの?

そりゃスタートアップはお金もないし、プレッシャーも凄い。

自社のサービスをローンチする場合、日経新聞やTechCrunchにその記事が載るというのはサービスの初動にものすごく関わることなんで十も承知。

 

でも、メディアにもスタートアップはある。

地方でやっているテック系のブログや、特定の領域に特化したニュースサイト、1日のPVなんて数千レベルの所も多いと思う。

でも、そういうメディアもいつかは有力ブログや大きなメディアになることを夢見て頑張っているスタートアップじゃないか。

 

スタートアップがスタートアップを応援しなくてどうするんだ。

 

事前リークしているスタートアップのPR担当者の皆さん、情報リークのない平等なPRの世界を目指しませんか?

 

ということでウチのプレスリリースは当初からすべて一斉配信です。

割り勘アプリ「paymo」がおもしろそうな感じ

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10月に札幌で行われたB Dash Campで木村さんの話を聞いてから気になっていた事業、ようやくリリースされた模様(おめでとうございます)

 

このPVのデキが素晴らしく、思わず3分ほど見入ってしまいました。

www.youtube.com

paymo.life

 

割り勘に特化したC2C送金アプリという感じでしょうか?

記事をよく読むと、

支払われたお金はpaymo内にチャージされるので、銀行口座に振り込みするかたちで受け取りが可能だ。

 メルカリのようにサービス運営側にポイントという形で貯まるようになっているので、これによって割り勘する方(幹事)と割り勘される方(参加者)間で以下のような会話がされるわけだ

「この前は私が払ったからポイントたくさん溜まってるんだよね、次はあなたがやってくれない?」

現金化されることなく、サービス運営側のポイントがグルグル回り始めるとビジネスとして強いよな。

特にターゲットとなっている若い世代なんて、銀行口座登録して、振込申請なんてあまりしなさそうなイメージ。

 

とりあえず、現金持たない方向で動いている僕としては、こういうアプリが出てくるのは超歓迎です。

 

僕も使ってみようかと思ったけど、一緒に食事する友人があまりいないという罠。

最近考えていること -Amazon Alexa-

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5年ほど前までは僕も出展者側として参加していた世界最大級の家電とテクノロジーの展示会「CES」だけど、最近は日本からCnetとかの記事を見るだけになってしまった。

今まではそれでも必要最低限の情報は入ってきていたのでいいかな、と思っていたけど今年は視察に行けばよかったと思っている。

 

それはAmazon Alexaがプラットフォームとして、一気に普及しそうだからである。

 

www.huffingtonpost.jp

 

以前から、生活レベルでのスマートフォンの次の変革はスマートアシスタントだと思ってて、それが一気に現実レベルまで降りてきた感じ。すでに家電大手メーカーやフォードと提携して、あと1、2年で市場に広まりそうな気がする。

 

これは、家電だけでなく、クルマの業界にも大きな変革をもたらしそうだ。これからも要チェック。

 

ggsoku.com

 

ggsoku.com

 

 

気になるのは、これだけの可能性を秘めたプラットフォームなのに日本のメーカーが全然それに乗ろうとしていないね。グローバルなプロダクトを作る事はもう諦めたのか?

 

クルマの純正ナビ(もうすぐ死語になる?)や社外ナビにAlexaなどのアシスタント機能が搭載された時に、どんな事ができるようになるのか、そのあたり考えてみよっと。

水滸伝(また)はじめました

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1ヶ月近くブログから遠ざかってしまった。

 

ということで、3年ぶり4回目(くらいだと思う)の北方水滸伝

 

只今、4巻目にはいったところ。

ゴールまでの道は梁山泊の志と同じくらい長い。

 

QUはエンジニアの募集をはじめて1ヶ月くらいたつけど、アツい思いを持った人が何人か募集してきてくれている。ありがたいことだ。

 

12月7日にあった、みずほ証券主催のIBM BlueHubのピッチイベントではサムライインキュベートの榊原さんから賞をいただいたのを始めとして多くの人がCuculusでやろうとしている課題解決に共感してくれた。

 

水滸伝でいれば、1巻目のそのまた数年前、花栄林冲が集まって来たころのステージか。

 

今年もあと数日、今できることをやりきろう!

 

「何の疑いもなくすべてに一生懸命に取り組む」事の大事さ

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サイバーエージェントの藤田さんが凄い腹に落ちること言ってたので書かずにはいられない。

僕と藤田さん

僕は大学生のときに藤田さんの著書を読んで、ITベンチャーという世界があるのを知った。そして、社会に出てからもサイバーエージェントの成長やユニークな企業文化はいつもウォッチしているし、幾つかの事業部やグループ会社は実際にお仕事でもお世話になっている、

つまり、サイバーエージェントは僕がITの世界に入ったときからずっと意識している会社だし、藤田さんは尊敬する経営者の一人。

 

「何の疑いもなくすべてに一生懸命に取り組む」

日経ビジネス内のコンテンツでAbemaTVに関するインタビューの中での言葉

special.nikkeibp.co.jp

 

これが凄いズドンと心を打った。

『AbemaTV』のような世界を見てもまだない新しい事業は、否定しようと思ったら誰にでも簡単に否定できる事業です。つまり、そこに配属されたらゼロから立ち上げて頑張るしかない事業なのです。
効率よくやろうとか無駄をなくそうなどとは考えず、何の疑いもなくすべてに一生懸命に取り組む若手こそ向いているのです。若手たち中心で固定観念にとらわれないサービス開発を行い、テレビ朝日から来たプロたちに面白い番組をどんどん作ってもらう。一見遠回りに見えますが、結局は一番成功への近道だと信じています。

まとめると

・新規性の高いビジネスモデルは簡単に否定できる

・だけど、その否定を意識しているようではだめ

・何の疑いもなく邁進すべし

・そのほうが成功確率が高い

 

これって歴史に当てはめてもそうですよね。

織田軍時代の木下藤吉郎や、幕末の松下村塾界隈なんて本当にそんな感じだったんだと思う。

 

これを我々「QU」に当てはめると

・QUの事業ドメインである「クルマxスマホ」はまだまだ未開拓なビジネス領域

 

・だから、「そんなユーザー居ないと思う」とか「日本では流行らない」とか否定はどれだけでもできる

 

・でも、我々はこれこそがミッションである「クルマ社会の不便、不安を解決する」道だと信じ突き進むべし

 

・そうすればきっとうまくいく

 

11/17,18のTechCrunch Tokyo 2016出展するよ

ヒカリエでブース出しているので、是非寄ってね。

jp.techcrunch.com

以上。