テレビCMの入り口がネット(Youtube)になるのかも
2006年くらいからネット広告に携わってきて(メイン業務で関わるのはココ7年くらい遠ざかってるけど)、雑誌の広告費を抜き、新聞の広告費を抜き、さらにはもうすぐでTVの広告費を抜く日も近いだろうと言われており、そんなニュースには慣れてきている。
結構前から広告自体を媒体で縦割りにするのは日本の広告業界の悪しき文化で、本来はクロスメディア的に最適化されるべきなのだが、日本の広告代理店文化がそれを阻害してる。
そんなところに米国でのこんなニュース
先日のエントリーでも書いたとおり、世界は最適化へ収束しており、抵抗勢力が強かろうと遅かれ早かれ収束する。
ネット広告の一番の特徴は「小さく始められること」であり、それによりABテストが容易になり、効果検証を短期間で繰り返しできることだろう。
それをテレビCMまで応用できるようになると非常に面白い。
今まで電通や博報堂といったテレビCMを主戦場とした広告代理店は苦しい、なんでかというとそこには「クリエイター」や「コピーライター」という名の高給取りがたくさんおり、その人達への依存度は今後どんどん下がる。
低予算のCM動画を作成し、低予算で少しだけ露出し、効果測定をして効果を高めていくことができるからだ。
その反面、「動画制作」と「効果測定」と「運用」の3点ができる会社は強くなる。今年は動画元年(昨年もだっけ?w)と世間では言われていて、僕はピンときてなかったけどYoutube→テレビCMの流れが加速するなら確かにそうだ。