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QUの新米CEOのブログ

今回の最初の事業領域に「ガソリンスタンド」を選んだ理由 前半

名古屋でAutoTech=「クルマxIT」の領域で勝負しようと決めてたあと、じゃあどんな事業にするかを決めるのは結構難しかったです。実際、ぼんやり企業を考えた1年から考えるとアイデアの紆余曲折は結構ありました。

結局、ガソリンスタンドの最新の価格をユーザーから集め、「最安のガソリンスタンドが5秒でわかる」というアプリを作ることになりましたが、そこに至るまでの過程を少し紹介しようと思います。

いつも感覚だけで、いろいろ決めているように見られることが多いのですが、僕は人一倍ビビリなので、アタマの中から出てきたアイデアはアイデアで置いておいて、別途ボトムアップ型で思考し、合致したものを採用する派です。

 

ゴールを決める

まずはゴールを決めないと何もイメージ出来ないので、どんなサービスを作りたいかを考えました。

まだまだ「クルマxIT」市場は多くの可能性があると思いますが、(理由はまた別途記事にしますが)その中でもがら空き状態だと感じているのが「クルマxスマホ」だと考えていているので、クルマを持っている人ならこれは入れているよねJKというようなアプリを作ろうということにしました。

 

 外的要因(市場性)から考える

クルマユーザーがスマホの1ページ目にとりあえず置いておくようなアプリを作るというゴールが設定された後は外的要因(市場性)と内的要因(やれること)を考えました。

外的要因としては「クルマxスマホ」の市場としてここ5年くらいで起こりえる市場の変化を調査しました。

ま、もともと6年カーアクセサリーの市場で働いているので、そのへんの市場性は他のプレイヤーよりも現実レベルの理解度は高いのでそこまで難しくありません。

その結果、市場の変化として注目したのが2つ

ここ数年で地方のマス(レイトマジョリティ)層のスマホへの移行が本格的に進むだろうという点

5年以内にクルマを運転中にスマホの機能を使うUIがある程度普及するだろうという点

 

1つ目に関しては地方向けのスマホアプリでも、十分にユーザー数を確保できる環境ができつつあるということです。

また、2つ目はApple CarPlay や AndroidAutoが純正装着やアフターオプションで市場に入ってくるだろうということです。

CarPlay - Apple(日本) 

Android Auto

 

そこから導き出したのは、クルマユーザーが停車中(将来的には運転中も)などにすぐ使えるサービスで、なおかつ地方の一般層にぶっ刺さる価値を提供できれば、一気にマス層からユーザーを獲得できるモノができるんではないか、ということでした。

 

内的要因(やれること)から考える

内的要因としては、この名古屋にある2人のお金がない会社で何ができるのか、何に強みがあるのかということだけです。

いきなりYahoo!カーナビや昨今話題になってるAbemaTVのような超がつくほどリッチなアプリは無理なので、まずは一番ユーザーに価値を感じてもらえる情報を提供し一点突破でユーザーを獲得していく方法にしかないと結論付けました。

Yahoo!カーナビアプリ iPhone版/Android版(無料) - Yahoo!カーナビ

AbemaTV(アベマTV) | インターネットテレビ局

 

過去の成功しているネットサービスを見ても、今をときめくマネーフォワードも最初は家計簿アプリとしてユーザーと知名度を獲得し、今はBtoCとBtoB両方で資産管理サービスとして手を広げています。また、上場したGunosyも最初は「FBをAIで解析して個人に最適化されたニュースを配信する」という先進的なやりかたでユーザーの関心を集めました。

家計簿アプリ・家計簿ソフト「マネーフォワード」

株式会社Gunosy(グノシー)|情報を世界中の人々に最適な形で届ける

 

外的要因と内的要因を掛け合わせる

すると見ててくる答えとして、クルマの中でさっと使えて問題を短時間で解決できる、シンプルでスマホ初心者にも使いやすいアプリというのが見えてきました。

その中でも大事なのかマス層の人たちがアプリをDLした際に、「なにこれ!スゲー!こんなことできんの?」と思って思えるようなユーザー体験だなと思っています。

そういった感動が主婦の間や職場で口コミになり、短時間でのユーザー獲得に寄与するはずです。(先述のマネーフォワードのレシート解析機能はまさにそれ)

 

 

長くなりそうなので、そこからガソリンスタンド価格提供に至るまでの道は近日公開予定の後半で。

 

お知らせ

新会社の株式会社QUでは現在足りないものが幾つかあり、Amazonのほしい物リストを公開させていただいています。

www.amazon.co.jp

 

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